100切りにドライバーは不要?それとも必要?

100切りできない人の中には「ドライバーが上手く打てない」「どうしてもOBが出てしまう」「ドライバーさえなければ100切りできるはずなのに」とお悩みの方も少なくないと思います。

100切りを目指すにあたって、ドライバーは必要なのでしょうか?それとも不要なのでしょうか?ドライバーを封印するという選択はありなのでしょうか。

結論から言うと「100切りにドライバーは不要」だと思います。ドライバーを使わなくても100切りは可能です。これは僕個人の意見というよりは、ゴルフをしている人なら誰に聞いても同じ答えになるはず。

ドライバーを使わないと絶対に100切りは不可能じゃ!

という人は存在しないと思います。

ただし、もちろんドライバーを使わないことによるデメリットもあります。人によってはドライバーを使わないことで、100切りが難しくなる可能性もなくはないでしょう。

そこで今回は、100切りを目指すにあたってドライバーを使わないという選択をした際のメリットとデメリット、ドライバーが不要な人と必要な人の特徴についてお話したいと思います。

目次

ドライバーを使わないメリット

前提として、どうしても100切りできない、できればドライバーを使いたくない、という人が対象です。ドライバーが得意であれば、使うにこしたことはありません。

とにかくドライバーが苦手!使いたくない!という人にとってのメリットとしては

  • OBが減る
  • トラブルショットが減る
  • プレッシャーから解放される

などが挙げられます。

OBが減る、つまりスコア改善が期待できます。これはやっぱり大きいです。初心者ゴルファーにとってスコアを崩す大きな要因はOBです。ドライバーを使うことで、どうしても右や左にボールが行ってしまい、OBを連発してしまう、というのは100切りを目指すうえで大きな障壁です。

ドライバーではなく、3番ウッドや5番ウッド、もしくはユーティリティーやロングアイアンを代わりに使うことで、OBの確率を下げることができるのであれば、大きなメリットといえるでしょう。

また、たとえOBでなくても、ドライバーを使うと狙った方向とまったく逆に行ってしまう、その結果としてバンカーや深いラフ、林の奥といったトラブルが増える、結果として大叩きでスコアを崩す可能性が増える、という人にもドライバーを封印することはメリットです。

ウッドやユーティリティー、ロングアイアンであれば、ドライバーほどの大怪我は少ない、という方も多いと思いますので、そういう面でも良い選択になりうるかと。

さらに、100切りという目標を掲げている以上、ラウンド中は常にプレッシャーとの戦いです。その中で、苦手なドライバーから解放されることで、少しでも余計なプレッシャーを自分にかけずに済む、というのは100切り達成に多いに役立つのではないでしょうか。

ドライバーを使わないデメリット

では、ドライバーを不要とした時、どのようなデメリットがあるかというと

  • セカンドショット以降、飛距離が残る
  • ウッドやロングアイアンでもミスは出る
  • 少しモヤモヤする

などです。

例えば、ドライバーの飛距離は220ヤード、ウッドやユーティリティだと180ヤードという方がいるとします。

380ヤードあるパー4で、もしもドライバーがしっかり打てれば、セカンドショットの残りは160ヤード。パーオン(2オン)の可能性が残ります。一方で、ウッドやユーティリティーだと残りはまだ200ヤード。直ドラするはずないので、セカンドショットがどんなに上手く打ててもパーオン(2オン)は物理的に不可能になってしまいます。

とくに普段からあまり飛距離が出ない、というタイプの方であれば、セカンドショット以降で毎回距離が残ってしまって苦労する、という点は覚悟しなくてはいけません。

ただし、100切りを目指すにあたっては、必ずしもパーやバーディーを狙う必要はありません。

スコア「99」であれば、18ホール中、半分はボギー、半分はダブルボギーのペースなので、上記ような場合でも3オンや4オンで十分にボギーやダブルボギーは狙えるので、ノルマは達成できます。

また、ドライバーに比べて飛距離は落ちるものの、「OBは0ヤード」だと考えると、トータルの平均飛距離は上がるはずです。70台や80台を狙うのであれば、セカンドショット以降で飛距離が残るのはマイナス要素ですが、100切りを狙うのであれば、そこまでデメリットとは言えないでしょう。

しかし、そもそもドライバーの代わりに3番ウッドや5番ウッド、ユーティリティ、ロングアイアンを使うとして、それらがちゃんと上手く打てるのか?というのは注意すべき点です。

フェアウェイからは普通に打てていても、ティーショットだとウッドやアイアンも上手く打てない、という方は多いと思います。ドライバー以外を使ってもOBをしてしまっては意味がないですし、むしろティーショットでウッドを使うとトップして崖に落ちる、チョロして全然飛距離が出ない、なんてミスも起こりやすいもの。

ドライバーを使わないというのであれば、普段からティーショットでもそれらのクラブで打てるように慣れておく、というのは必要かもしれません。

打音も進化した超人気ドライバー

それと、これはデメリットではないかもしれませんが、人によってはドライバーを使わないことに、なんとなく抵抗がある、少しモヤモヤする、というのも否定はできないと思います。ちょっと「逃げた」みたいな感覚をどうしても持ってしまいがち。

もしもあなたが男性で、嫌味なオッサン同伴者だったりすると「ドライバー使わないのかよ?男らしくないなー」とか言われたりする可能性もゼロではないです。

(そもそも、女性のほうが男性と比べて体格差もあるし、相対的に飛距離が短いのだから、むしろ飛距離の出るドライバーを使うのは「女性らしい」はずでは?あと、今時そんなことで男らしさ、女らしさとか言い出す昭和脳なやつはガン無視してよし!)

こうした自分自身や周りの声に対する葛藤というは少なからずあるかもしれません。でも、プロゴルファーでもドライバーを使わない選手もいますし、そんなことは気にしないのが正解。(ただし、プロの場合は3番ウッドでドライバーと変わらない距離を出すので、ゴルフ初心者と比較しても意味はないのですが。。。)

僕の個人的な意見として言いたいのは、

「そんなことはどーでもいいから、まずは100切りしちゃおう!」

ということ。

100切りできない人が、いつまでもドライバーで悩んでいるよりも、まずは100切りを達成しちゃう。100切りが達成した人ならわかると思いますが、一度100を切って90台を出すと、心の余裕が生まれます。プレッシャーから解放されて、その後、どんどんゴルフが上手くなります。

なので今、苦手なドライバーを一生懸命練習する、なんとかして克服する、と頑張る必要はない。100切りをしてからドライバーをちゃんと極める、と心に決めて、どうでもいい外野の声は無視する。

こんな考え方もアリなのではないかなー?、と思うんです。

100切りできない、できればドライバーを打ちたくない、という人で、もしもドライバーに比べてウッドやユーティリティ、ロングアイアンを使えばまっすぐ飛ばせる自信があるというなら、迷わずドライバー封印でいいのではないでしょうか。

ちなみに僕の場合、100切りを達成した時、ドライバーは封印しませんでした。ただ、「ここはOBしそうだな」という動物的なカン(不安や危機感)を覚えたときは、迷わず得意なユーティリティーで刻んでいました。(むしろ、そういう時のほうがパーが取れたり!)。

しかも、100切りしたときも、何回もドライバーでOBを出しているので、もしかしたら全部ユーティリティーのほうが、もっとスコアは良かったかもしれないです。笑

ということで、まとめると、100切りを目指す人にとって、どうしてもドライバーが苦手であるなら不要。ただし、その代わりとなるクラブである程度しっかり打てる(少なくとも、ドライバーを使うよりは、ナイスショットの可能性が高い)ことが条件、といえるのではないでしょうか。

100切りについては、こちらの記事でもコース別に攻略法を書いているので合わせて参考にしてみてください。

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