ゴルフでどうしても100切りできないという人に向けて、僕なりの100切りアドバイスをお伝えします。
今回は、パー4の攻め方です。同じパー4でも、300ヤード未満の距離が短いパー4もあれば、400ヤード以上の距離が長いパー4もあります。左右ドッグレッグ、打ち上げ打ちおろしなど、ホールによって難易度もバラバラ。
とにかく共通していえるのは「OB・池ポチャを打たない!」なのですが、それだと
そんなことわかっとるわい!こっちは早く100切りしたいんじゃ!!
おのれのドタマ、グリーンフォークで修復したろか!!!
と怒られそうな気がするので、僕なりのアドバイスを書いてみようと思います。
100切り出来ないのはOBのせい?パターのせい?
まず前提として、パー4の場合
パー(4打)の場合
・2オン+2パット
・3オン+1パット
ボギー(5打)の場合
・2オン+3パット
・3オン+2パット
・4オン+1パット
ダブルボギー(6打)の場合
・2オン+4パット
・3オン+3パット
・4オン+2パット
・5オン+1パット
が考えられます。1オンすることやチップインは稀だと思うので、それを除外すると、パー、ボギー、ダブルボギーはこのどれかになります。
当たり前の話ですが、少ない打数でグリーンオンして、少ない打数でパットを決める、ということになりますが、OBをした時点で、4オン以上が確定します。
もちろん4オンできればよいですが、それ以上という可能性のほうが多いでしょう。だから絶対にOBだけはしちゃいけない、ということです。
一方で、パットのほうは、100切りを目指しているレベルであれば、毎回4パットしちゃうというのは珍しいのではないでしょうか。よっぽどグリーンが難しいコースなら別ですが、たいていは3パットには収まるはず。(たまにやらかすことはあるとは思いますが)
そう考えると、100切りを目指す上では、パターは3パットまででなんとかなるので、やっぱりいかに少ない打数でグリーンに乗せるか、が重要といえるのではないでしょうか。
100切りを目指す場合、スコア「99」であれば、単純計算では、ボギー9回、ダブルボギー9回となります。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 合計 |
△ | □ | △ | □ | △ | □ | △ | □ | △ | □ | △ | □ | △ | □ | △ | □ | △ | □ | 99 |
パターは毎回2パットか3パットで入るとすると、ボギーかダブルボギーを取るには
ボギー(5打)の場合
・2オン+3パット
・3オン+2パット
ダブルボギー(6打)の場合
・3オン+3パット
・4オン+2パット
となります。2オンできれば最高ですが、3オンすればノルマであるボギーorダブルボギー達成はほぼ確定、たとえ4オンしたとしても十分にノルマ達成は狙えます。
なので、なんとかして3オン、最低でも4オンまでで乗せたい。
これ、100切りを目指しているレベルだったら、OBさえ打たなければ、十分に可能な数字ではないでしょうか?
だからこそ、
OBは絶対に打っちゃダメ!
なんです。
ダメ、絶対!
とはいえ、実際は1発、2発のOBがあっても、100切りはなんとかなるというもの事実です。半分はダブルボギーでもいいわけですし。仮にOBが出てしまっても、まったく諦める必要はないです。
諦めたら、そこで100切り終了ですよ!
と、昔、何かのマンガで言ってたような言ってないような。
簡単なパー4と難しいパー4を見極める
同じパー4でも、ホールによって明らかに難易度は異なります。
例えば、400ヤード以上あるパー4では、ドライバーの飛距離が200ヤード前後の人にとっては、パーオンは物理的に無理ゲーです。
一方で、280ヤードくらいしかないパー4なんかもあったりして、ちょこっと飛ばしても、残りが100ヤード以内で、楽々パーオンできちゃう、みたいなホールもあります。
なので、毎回規定打数通りに、ここはパー4だ、と攻めるのではなく
ここは無理せず、最初から良くてボギー、ダブルボギーを狙おう
ここはチャンスなので、バーディ、パーを狙ってみよう
と柔軟に対応して、自分なりの規定打数を決めて挑む、というのがオススメです。
つまり簡単なパー4であれば、安全策を取りすぎない。ここはパーをゲットだぜ!と頑張ってみる。その結果としてボギーなら大成功です。
難しそうなパー4なら、4オンでかまわないと無理をしない。たとえ4オンでも、先ほど言ったように、2パットで上がればダブルボギーで収まります。18ホール中半分がダブルボギーで問題ないのですから、計画的な4オンであれば全然問題ないはずです。
迷ったら「ミスが出ても大叩きしないほう」を選択する
計画的な4オンであればOKですが、大叩きでそれ以上になると100切りが厳しくなってきます。焦ってパターも乱れるでしょうし、次のホールでも「どこかでリカバリーしなきゃ」と一発狙いが増えてきてしまいます。
そのためにも、とにかくOB、池、林、バンカーは避けることが超重要。
それには「迷ったら大叩きをしない選択」をする、というのが大切です。
例えば、狭いホールのティーショット。
ドライバーで打つとOBしそうやで、こりゃ、、、
というのであれば、ウッドという選択になるかと思いますが、普段からあまり練習していないウッドで大丈夫なのか?という懸念も生まれます。
そうしたときに、上手くいきそうなほうではなく、大叩きしないほうを選んでみてはどうでしょうか。
・ドライバーで軽く当てる。ラフに行くかもしれないがOBはないだろう
・ウッドで軽く打つ。OBはなさそう。ただ、チョロして崖に落ちそうな気もする。
・アイアンで打てば、ちゃんと当たるが、左に捕まって林の中もありえそう。
など、大叩き回避を基準で考えると、意外とドライバー選択のほうがよいのではないか、ということもあり得ます。
狭いホールはドライバーを使うな!
という意見は多いですが、そうではなく、
大叩きの可能性がある選択をするな!
というほうが、良いのではないかなーと個人的には思っています
ただ、あまりに毎回ビクビクして、ゴルフをしていてもつまらないと思うので、「ここはヤバそうだぞ」という危機を感じたときだけでも、大叩きを避けるというのを徹底してみてはどうでしょう。
左右ドッグレッグ・ブラインドホールは打つ前にドローン映像を見るべし
最後に、難しいコースについての攻略法について触れてみたいと思います。
パー4に限った話ではないですが、一般的に左右ドッグレッグのホールや、ブラインドホールは難しいですよね。
特にゴルフ初心者にとって、はじめて訪れるゴルフ場だと、どこに打っていいのかいまいちわからない、ちゃんと当たってもフェアウェイに残るのか不安、というケースも多いと思います。
そういう際にオススメなのが、ゴルフ場のホームページや、楽天GORAなどのゴルフ場予約サイトに乗っている、ドローン映像を確認する、ということ。カートナビに載っているコースのレイアウト図だといまいちイメージがわからないということもありますが、ドローン映像だとイメージも出しやすいです。
だいたい30秒くらいで見られるので、打つまでの時間でスマホを出して、どんな感じなのかを把握しておく。
よくラウンドの前日にドローン映像を確認する人は多いと思いますが、実際にそのホールのティーイングエリアに立ってドローン映像を見ると、よりイメージが湧きやすくなると思います。
これは意外と有効なので、超オススメです。
というわけで、100切りを目指す方に向けて、パー4攻略に役立ちそうな話を書いてみました。
パー3とパー5についてもそれぞれ書いてありますので、あわせて参考にしてみてください。
まとめると、パー4については、ホールの難しさによって自分の基準を作って、そこを目指す。上記の記事でも書きましたが「パー3は全力でボギーを狙う」、「パー5はパーを狙ってみる」というのが僕の意見です。
ゴルフ初心者で100切りを目指す人にとって、ほんのちょっとでも参考になれば幸いです。