パー5の攻略法【100切りできない人向け攻め方のコツ】

ゴルフでどうしても100切りできないという人に向けて、僕なりの100切りアドバイスをお伝えします。

今回は、100切り達成のために何としても攻略したいパー5の攻め方についてです。パー5は難しく感じる方も多いかもしれませんが、しっかりと攻略できれば意外とパーやバーディーが狙えるチャンスホールなので、なんとかしてスコアアップにつなげましょう。

前回、こちらの記事で

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「パー3は無理にバーディやパーを狙わず、ボギー狙いがおすすめ」

と書きましたが、パー5はその逆です。しっかりパーを狙い、あわよくばバーディも取りたい。

パー5で余裕を作っておけば、パー4やパー3でスコアを崩しても、100切り達成へのチャンスが生まれます。

まず前提としてですが、100切りを達成するには、単純計算でダブルボギーとボギーが半分づつで上がれれば条件達成です。

仮に全部ダブルボギーだと「108」

スクロールできます
123456789101112131415161718合計
108

全部ボギーだと「90」

スクロールできます
123456789101112131415161718合計
90


100切りはこのちょうど中間なので、スコア「99」を狙うには半分ダボ、半分ボギーになります。

スクロールできます
123456789101112131415161718合計
99

しかし、実際にはこの通りにはいかない、おそらくダブルボギー以上を打ってしまうホールも出てしまうでしょう。

なので、できればボギーを半分以上取るか、もしくはパーを取っておくと、すごく余裕が生まれます。もちろんバーディが取れたら超ラッキー!

そして、初心者でも意外とパーやボギーを狙いやすいのがパー5なのです。

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目次

パー5は5打全部ナイスショットじゃなくても大丈夫

ゴルフ初心者がパー5を難しく感じる原因として、

パー5はとにかく距離が長すぎるでござる

5打全部ナイスショットするなんて無理ゲー!

と思っていることがあるのではないでしょうか。

しかし、全部ナイスショットでなくても、必ずしも結果としてスコアが悪くなるわけではありません。

ぶっちゃけナイスショットが必要なのは3打目です。

3打目にいかにナイスショットが打てるか、それを打てるように1打目、2打目をうまく運ぶ、がパー5では重要なのです。

1打目は「残り距離を三分割」してみる。そして気楽に打つ

パー5はだいたい480ヤードとか500ヤード(それ以上の場合もありますが、いったん目安として)とか、とにかく距離が長いので、ゴルフ初心者には難しく思えます。

しかし、パーオン(3打目でグリーンに乗せる)させるために、距離を3分割してみると

480ヤード160ヤード+160ヤード160ヤード

500ヤード166ヤード166ヤード166ヤード

なので、単純計算では、その人の飛距離にもよりますが、7番アイアンや6番アイアンを3回打っても乗せられる計算です。

だからといって、ドライバーじゃなくてアイアンで打てという話ではありません。

上記のような場合、

ドライバーは160ヤードを超えれば上出来!

と考えてみてはどうでしょう?

ティーショットで上手く打てなくても、とりあえず160ヤード以上飛べばオッケー!仮に普段は220ヤードくらい飛ばす人が、うまく打てなくて180ヤードしか飛ばず「パー5なのにやってしまった」と落ち込む必要はないのです。

また、100切りを目指すにあたって、OBは絶対に避けたいですが、気を付けてても出ちゃうのがOBです。

でも、パー5は広い場合が多いし、パー5ならOBで最悪プレ4になっても、そこから2打であがればパー、3打でもボギー、4打だとしてもダブルボギーです。

先ほどお伝えした通り、100切りの半分はダブルボギーでも大丈夫なので、まだ許容範囲。

パー5においては、あまり「OBを出しちゃいけない」ということを意識しすぎず、とはいえ飛距離を稼ぐためにマン振りする必要もなく、気負わずに気楽に打つのが成功への近道です。

2打目は2オンは狙わず「3打目に得意距離を残す」

仮にティーショットで会心の当たりが出ても、2オンは狙わないほうがいいと思います。

よっぽど自信があれば別ですが、うまく行ったとしてまぐれなので上達につながりにくいのではないかな?と。イーグルを出すのは、100切りを達成してからでも遅くはない、はず!

それよりも、パー5の2打目では「いかに3打目に得意な距離を残せるか」がカギです。

例えば、パー5で480ヤード、1打目は220ヤード飛んだ。残りは260ヤード。

3番ウッドや5番ウッドでできるだけ近づけたい、と思いがちですが、「ピッチングが得意なので残り120ヤード残したほうが3打目でグリーンオンできそう」というのであれば、2打目で打つべき距離は140ヤード。

なのでウッドではなく、8番アイアンや7番アイアンで打ったほうがよさそう、という選択ができます。消極的に見えるかもしれませんが、バーディ狙いは継続中なので、むしろ積極的な戦略です。

もちろん、「残り120ヤード残すよりもアプローチで寄せるほうが得意なので、できるだけ近づけたい」というのであれば、2打目をウッドという選択でもかまいません。

ただし、グリーンに近づくほど、ナイスショットしてもバンカーに捕まってしまう可能性が高まるため、バンカーにだけは入らないよう、届かないクラブや届かない方向を狙うなど、注意が必要です。

1打目が上手く打てなかった場合はどうするか?

ティーショットが上手く打てず、まだまだ距離が残っている、という場合はどうするべきか。

ここは、とにかく少しでも距離を稼ぐことが大事になります。そして、3打目にパーオンできる可能性のある距離にしておきたいです。

ティーショットが上手くいかなかったこともあり、2打目では冷静じゃなくなってしまっていることが多いはず。まずは心を落ち着けます。

今日のランチ何食べようかな?

前の組のカップル、絶対にパパ活だよな?親子には見えないぞ

とか、どうでもいいことを考えます。

で、絶対に避けたいのはダフリとチョロ。力が入るあまりダフリとチョロはやりがちです。

ここは「ナイスショットしなくてもよい!」と開き直る。トップしてもゴロゴロと転がっていって距離を稼げればよいと割り切ります。

ダフリはダメ、トップしてよい、で打つ。

また、セカンドショットでは、上手く打てたけど、球がつかまりすぎてセカンドOBなんてこともよくあります。それは避けたいところ。軽く打ってもそこまで飛距離は変わらないので、軽く打つ。とにかくまっすぐ打つ。

そうすれば自然と飛距離は稼げるはずです。

3打目は「絶対に乗せる!」という気持ちでゴルフを楽しむ

ようやく3打目です。

ここでグリーンに乗せれば、パーが見えてきます。もちろんバーディも!

ここが一番重要で、しかも一番楽しいところ。1打目2打目はミスしても、3打目でグリーンを乗せる可能性があるのなら、ここまでは大成功!といってもいいでしょう。

サッカーやバスケで言うならば、1打目と2打目はパスで、3打目がシュートです。一番楽しいところ。とにかくこのシチュエーションを楽しむ!

ただし、気負う必要はないです。仮にグリーンに乗せられなくても、次が4打目。

3打目でグリーン周りに運べれば、まだ4打目でチップインバーディーの可能性もゼロではないですし、うまく寄せられればパーも全然あり得ます。

注意したいのは、パー5の3打目あたりは傾斜がきついことも多いので、ダフリで全然飛ばないのだけは避けるということ。

また、バンカーも絶対に避けるようにしたいです。バンカーに入れると、そこからグリーンに乗せるのは難しいので、せっかく3打目でチャンスだったのに、4打目バンカーを出す、5打目グリーンに乗せる、2パットで入れるとダブルボギー、となってしまう。トホホ。

なので3打目は、ダフリとバンカーは避けて、でも気楽に打つべし!が正解かと思います。

パー5は途中で投げやりにならない。ダボでも十分!

ここまでは3打目でなんとかしてチャンスに付けたい、というお話をしてきました。とはいえ、実際にはそうはうまくいかないのがゴルフです。

ティーショットで林の中に入ってしまったり、2打目でチョロってしまったりで、3打目にグリーンを狙える距離を残せない、なんてことは全然あり得ますし、むしろそちらのほうが多いケースだと思います。

でも、最初にお伝えした通り、100切りを目指すにあたり、半分はダブルボギーでも大丈夫なのです。もちろん、パーを取れればハッピーですが、100切りならばダブルボギーでも全然問題なし。

しっかりとパーを狙いたいものの、最低ノルマを考えると、7打も使えるわけです。

最初の計算と同様に。500ヤードを7打であがると考えたとき、

500ヤード100ヤード100ヤード100ヤード+100ヤード100ヤード+2パット

なので、たとえティーショットが100ヤードしか飛ばなくても問題なし。セカンドショット以降で距離が出なくても問題なし。パー5は一度のミスでイライラして、途中で投げやりになって大叩きしちゃうことも多いですが、どんなにミスをしてもダブルボギー狙いなら可能性は十分に残っています。

というわけで100切りを目指す人に向けて、パー5の戦略について、僕なりの考えを書いてみました。

とにかくパー5はミスが許されない、と思いがちですが、むしろ一度や二度のミスで落ち込まない。打てる回数が多い分、チャンスはたくさんある、というのを意識してもらえると、気持ちが楽になって、結果としても良いスコアにつながるんじゃないかなー、と思います。

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